2022.01.6

食事・栄養

ダイエットにデトックスが有効な理由|おすすめ食材から運動方法まで

宮崎 光史

医師・医学博士/ヘルスコーチ

デトックスとはどのようなものか、あなたはご存じですか?

巷で話題になってはいても、意外と詳しいことまでは理解していない人も多いのではないでしょうか?デトックスには様々な効果があり、それはダイエットにおいても例外ではなく、健康的にダイエットを行うにあたって間接的に役立つ効果もいくつかあります。

この記事では、デトックスとはどのようなものか、基礎的な部分の解説も踏まえ、ダイエットとの関連性を解説していきたいと思います。

デトックスの基礎をおさらい

まずは、「デトックス」とはどのようなものなのか、簡単におさらいしていきたいと思います。

結論を先に言ってしまうと、デトックスとは、体の中に蓄積された毒素を体外に誘導し排出することを言います。ここでいう「毒素」には様々な種類がありますが、この記事では、その中のいくつかをご紹介していきたいと思います。

ぜひこの機会に正しいデトックスを理解して下さい。

あなたの日常の中に溢れている毒素

私たちは、知らず知らずのうちに多くの毒素にさらされています。

例えば、身近な毒素の一つに「食品毒」があり、食品のパッケージにある原材料表示を見てみると、人工添加物などの「食品毒」は容易に見つけることが出来るはずです。

「食品毒」は、多くの人が思い浮かべる毒素の一つで、気にする人が多いからこそ、オーガニック食品などが巷で流行っていますよね。

水銀

他に挙げられる毒素の例には、重金属である「水銀」が挙げられます。

「毒素」と聞くと、食品毒を一番に思い浮かべる人が多いかもしれませんが、重金属である水銀も体にとって有害な毒素の一つとして数えられます。

水銀には3つの種類があり、それぞれの構造等が異なっています。

一つ一つについてここでは詳しく説明は出来ませんが、種類はあるといっても、水銀は、体の中の様々な障害を引き起こし、体に害となることは間違いなく、免疫機能を弱めるとも言われています。

そんな免疫機能を弱めるとも言われている水銀ですが、体のある不調の原因として断定されることは少なく、水銀そのもののダメージが体にどんな形で現れるかよく分かっていないところも水銀の怖いところの一つです。

毒素はあなたの腸内にも?

毒素というと、体外から入り込んでいるイメージがあるかもしれませんが、もしかするとあなたの体内にも毒素は隠れているかもしれません。

体内に隠れている毒素の一つに、便秘により腸内に溜まっている便が挙げられます。

腸内に溜まっている便は言うまでもなく、体に悪影響を及ぼします。そもそも便は、肝臓で処理された毒素や、体にとって不要なものが集積されたもので、体にとってはすぐにでも体外へ排出したい存在です。

体外に排出しようとせっかく一か所に集められた毒素も、排出されずに体に溜まった状態で長期間いると、体にとって悪い影響が及んでしまうのです。

つまり、肝臓で処理され、腸の中に流れ込んだ毒素も、便として上手く体外へ排出されないと意味がなくなってしまうわけです。

毒素を排出するための体の経路

そんな体に溜まった毒素ですが、体のどのような経路から排出されるのでしょうか?

体が毒素を排出する経路としては、便(胆汁排泄)75%、尿20%、汗3%、爪 1%、毛髪1%となっています。数字からも分かる通り、便と尿が大部分を占めているため、便と尿の排泄を滞らせないことがデトックスにおいてはとても重要になってきます。

そのため、便と尿をスムーズに排出するために行う、便通コントロールや十分な水分摂取は、デトックスの要といっても過言ではありません。

「デトックス=運動」というイメージを持った方もいるかもしれませんが、「運動をして汗を排出すればデトックス完了!」というわけでもないところに注意してくださいね。

ダイエットを後押しするデトックス効果2選

では、なぜデトックスがダイエットに効果があると言えるのかを解説していきたいと思います。

イメージで言うと、「デトックス=ダイエット」というよりは、デトックスには、ダイエットを後押しする効果がある、というイメージのほうが正しいかもしれません。

デトックスにより、体の中の有害物質が排出され、体が整うことによって、ダイエット効果が底上げされるというイメージです。

それでは具体的に、デトックスにより期待できる効果を2つ紹介したいと思います。

便秘の改善で体スッキリ

デトックスの効果の一つに、お腹の不調の改善、便秘改善効果があり、便秘改善のためのデトックス方法としては、「食事」、「運動」が挙げられます。

そもそもですが、便秘の人の根本的な問題の中に、「食べる物の問題」、「腸の動きの問題」があり、この問題の解決策として、「食事」、「運動」があるイメージです。

これら二つは、どちらか一方を行えばOKというわけではなく、自分の体の状況を把握して、バランスよく両方の方法にフォーカスして改善していくのが大切になってきます。

例えば、腸の動きの問題があり、腸が動かなくて便秘が起きているのであれば、その状態では食べ物を改善しても効果が期待できない場合があるので、「食事」だけではなく、「運動」にもフォーカスしていく必要が出てくるということになります。

何となく感じる体のだるさの改善

デトックスで期待出来る効果の一つに、何となく感じる体のだるさの改善があります。

原因は分からないけれど、毎日体がスッキリせずだるくて重い感じがする。このように感じたことはありませんか?

このような経験は誰にでもあると思います。あなたのだるさの原因は、もしかすると、体の中に知らず知らずのうちに蓄積されていた毒素かもしれません。

体のだるさの原因は「これ!」といった、はっきりとした原因の追及は出来ないとは思いますが、だるさの原因の一つの可能性として、体内の毒素を考えてみると良いかもしれません。

毎日の食事、運動で行うデトックス方法

では、具体的に毎日の中でどのようにデトックスを行っていけば良いのでしょうか?

ここでは、毎日の中で取り入れやすいデトックス方法を「食事」、「運動」という観点からご紹介していきたいと思います。毎日の中で取り入れられる方法があるかチェックしながら見てみてくださいね!

便秘に効く!デトックスにおすすめの食材

体の中に溜まっている便を排出するのに効果的なのは、食物繊維です。便秘を引き起こしている原因の一つの「食べる物の問題」を解決するためにも、食物繊維は、まずは試していただきたい食材の一つです。

具体的には、キャベツやきのこなどの食物繊維を毎日の食卓の中に意識して取り入れてみてください。

ただ、極端な食物繊維の摂り過ぎや、絶対に効くんだという思い込みには気をつけてくださいね。

一人一人の体は異なっていて、人によって合う食材、合わない食材があるため、「食物繊維を摂るのが絶対効く!」という思い込みをせず、自分の体の様子を丁寧に見ながら、少しずつ試していって欲しいと思います。

食物繊維の代表例!「キャベツ」の食べ方の注意点

また、食物繊維の代表例としてキャベツをご紹介しましたが、食べ方にも注意です。

キャベツの食べ方として、キャベツの千切りなどが思い浮かぶ人も多いと思いますが、人工添加物などがたくさんあるドレッシングをたっぷりかけないように気をつけてください。

気軽に出来て挫折しづらいおすすめプチ運動

では、もう一つのデトックスの方法として「運動」をご紹介したいと思います。

運動をすることによって、腸の動きをコントロールする甲状腺の機能が改善され、便秘の改善が期待されますので、運動はデトックスにとって、切っても切り離せない関係になっています。

具体的なおすすめの運動としては、まずダイエットの入口として運動習慣を身に付けるために、ながら運動をおすすめしたいと思います。

ダイエットで運動をするとなると、どうしても、わざわざウェアに着替えて、シューズを履き替えていざ運動!というようなイメージを抱いてしまうかもしれませんが、忙しい毎日の中でまとまった運動時間を作り出すことは、そう簡単ではないと思います。

ながら運動で運動時間を確保しよう

そのような方におすすめしたいのが、ながら運動です。

例えば、家にいる時間が長い方は、家事の時間にプチ運動を付け加えるなどはいかがでしょうか?洗濯物を干すときに、しゃがむ際に意識してスクワットをしてみたり、ちょっとした隙間時間に片足立ちをしてみたり、意外にも日常生活の中に運動をするタイミングは隠れているものです。

外出する際は、エスカレーターなどではなく、意識して階段を使ったり、通勤でいつも使っている最寄りの駅やバス停の一つ手前で降りて歩く時間を確保してみたり、工夫次第でながら運動の時間はとれるものなんです。

あなたもぜひ、日常生活のどこにながら運動のチャンスが眠っているか、宝探し感覚で見つけてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?デトックスとダイエットについておわかりいただけたでしょうか?

デトックスというと、一般人にはとても出来ないハードルの高いものだと考えてしまいがちかもしれませんが、日常生活の中に組み込み、楽しんで行う方法は工夫次第で見つけることが出来るのです。

あなたもぜひ、今日から楽しく運動して、デトックスして、健康な体を手に入れてくださいね。

この記事の監修者

宮崎 光史 医師・医学博士/ヘルスコーチ

東京医科歯科大学卒、同大学院卒。医師(元消化器外科医、元日本 DMAT医師)・医学博士、ヘルスドクター。クライアントを持つ治 療家支援、法人向け健康指導などを含めた、病院外での健康増進、 病気予防のサポートを行う。