2022.03.29

食事・栄養

デトックススープを徹底解説| 脂肪燃焼効果も?アレンジレシピご紹介

宮崎 光史

医師・医学博士/ヘルスコーチ

デトックススープはダイエットや美肌に良いのは知ってるけど、どんな材料を使って作れば良いのか、具体的なレシピや食べ方がわからない方が多いのではないでしょうか?

実は、デトックススープで効果を出すためには、行なってはいけないことや注意点もいくつかあります。場合によっては逆に太ってしまったり、全く効果が現れないこともあるので必ずチェックしてください。

そこで今回は、誰でも簡単にできるレシピや効果の出やすい材料を徹底解説したいと思います。「痩せたいけど食べたい」という方も、ストレスなくダイエットを続けることが出来るデトックススープ。記事の最後では、アレンジレシピもご紹介するので楽しみにしていてくださいね。

デトックススープって?

デトックススープとは、もともと心臓外科手術の前に患者さんを無理なく安全に減量させるために、作られたスープです。急激かつ効果的に脂肪を燃やす働きがありますが、一般の方は無理をすると身体に負担がかかってしまう場合があります。

ダイエットをしたい方は、毎日の食事にデトックススープをプラスすることで、摂取カロリーを大幅に減らすことができ減量が期待できます。

デトックススープの驚くべき効果3選

デトックススープを継続的に飲むことで、体にさまざまな嬉しい効果をもたらしてくれます。代表的な効果を、3つご紹介いたします。

脂肪燃焼効果

デトックススープは、お腹いっぱい食べたとしても太ることはありません。キャベツや玉ねぎのように糖質が少ない材料しか使わないため、一食あたり約100キロカロリーに抑えられます。

女性の平均摂取カロリーは、1日に1,400から2,000カロリーなので、1回の食事をデトックススープに置き換えることで大幅にカロリーをカットできるでしょう。

さらに、デトックス効果と血液循環が良くなることで、新陳代謝が高まり脂肪を燃焼してくれるのでダイエットに最適なのです。

肌の調子改善

デトックススープは、食物繊維たっぷりの野菜と水分で作られるため、お通じが良くなり排出効果を高めてくれます。肌荒れ解消には、便秘を改善することが1番効きます。肌の状態と腸内環境は深く関連しているので、排泄を促してくれる食材は積極的に摂るべきです。

冷え肩こり解消

温かいスープは身体を芯から温めてくれるので、より一層排泄しやすい体になります。老廃物を出すだけではなく体の巡りを良くすることで、女性が抱えるむくみ・冷え症・凝りなどの解消に効果が期待できるため一石二鳥です。

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デトックススープの飲み方

デトックススープはダイエットに効果的ですが、やり方を間違えると効果が半減するどころか逆に太りやすい体になってしまうことにもなりかねません。そのため、食事をスープだけにするのは、1日1食までにしましょう。

食事に置き換えるなら、朝食として飲んで体温を上げて1日をスタートするか、夕食をスープだけにするのが良いです。脂肪燃焼を促進するMCTオイルを大さじ1杯程度入れると、さらにダイエットに効果的です。

デトックススープを飲む際の注意点

デトックススープを飲む際、その効果を落としてしまわないように注意すべきポイントがいくつかあります。

最初にスープを飲む

スープと一緒に他の食事を摂る際は、最初にスープを食べてお腹を膨らませてからにしましょう。先に満腹感を得ていれば、他の食事を食べ過ぎてしまうことを防げます。

味を足しすぎない

「味が物足りない・・・」と言って、塩分を足し過ぎてしまうことは避けてください。味を足すときは、酢を入れて味を変えてみたり、出汁をきちんと取って味に深みを出すようにしましょう 。カレー粉やターメリックなどをプラスして、スパイシーにしても美味しいですよ。

他の食べ物・飲み物に気を付ける

デトックススープの効果を最大限にするために、炭水化物など糖質の多い食べ物は控えるようにした方が良いです。どうしても間食をしたくなったら、ナッツ類やプロテインバーを選んでください。

飲み物は基本的には水かお茶、ブラックコーヒーのみ。お酒や甘いジュース、炭酸飲料などは自制しましょう。

デトックススープの基礎知識

今までデトックススープを知らなかった方でも、必ず選ぶべき材料、作り方、注意点などの基礎知識をわかりやすく解説していきます。

必ず選ぶべき材料3選

デトックススープは、体に溜まった老廃物を排出してくれる材料を選ぶからこそ効果を発揮します。とくに以下の材料は、必ずスープに入れるようにしましょう。

セロリ

セロリは葉の部分にビタミンB1やB2が多く含まれ、その他にもビタミンCや食物繊維などの栄養も豊富です。また、ビタミンCはコラーゲンの合成を助け、体の組織を丈夫にしたり活性酸素やストレスなどによる悪影響も抑えてくれる働きがあります。

キャベツ

キャベツに含まれる食物繊維は、便秘の改善や腸内環境を整えて大腸がん、高血圧、糖尿病や動脈硬化の予防、肥満の改善など、さまざまな疾患の予防・改善に効果があることが判明しています。

煮たキャベツを食べ続けることで、がん予防につながると言われているので継続して食べると良いですね。

玉ねぎ

玉ねぎには、水に溶けやすい食物繊維もたくさん含まれています。水溶性の食物繊維には、お通じを助ける効果があるので便秘解消に効果的面です。

さらに、オリゴ糖も豊富で善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれる効果もあります。便秘が解消されれば新陳代謝も上がり、体の中の悪いものを排出するデトックス効果もアップするので、ダイエットや健康を意識している人は玉ねぎは欠かせません 。

他にもオススメの材料

体内をデトックスしてくれて、スープに適した材料は他にもあります。その特徴を理解し、組み合わせてみてください。

人参

主にビタミンA、カリウム、食物繊維、Bカロテンが豊富なのが人参です。Bカロテンは体内に取り入れると、ビタミンAに変化し目や皮膚を健康に保つ働きをしてくれます。

また、カリウムには体の余分な塩分を排出する働きがあり、血液の循環を良くする効果があります。

トマト缶

トマトは、低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な野菜です。美容効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などをバランスよく含んでいます。

さらに、抗酸化作用を持つリコピンやBカロテンは、老化や動脈硬化、ガンなどの生活習慣病などを予防する作用があることがわかっています。

リコピンをはじめとするカロテノイドの吸収性ですが、生のトマトより加工品の方が吸収しやすいことが明らかにされています。リコピンを効率的かつ十分にとるには、生のトマトだけでなく加工品を利用するのが賢い方法です。

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デトックススープの基本の作り方

デトックススープの作り方はとっても簡単です。毎日、仕事や家事で忙しい方や料理をしたことがない方も、ぜひチャレンジしてみてください。

①材料をカットし大きな鍋に入れる。
②材料が隠れるまで水を入れ煮込む。
③トマト缶やコンソメ、チキンスープの素などを入れ、最後に塩コショウで味を整える。

デトックススープの行程はたったこれだけです。お休みの日にたくさん作っておけば、忙しい日には温めるだけで食べることができるので便利ですよ。

スープを作る時の注意点

せっかくのデトックススープも、調味料や材料によっては効果が半減してしまったり、逆に老廃物を溜め込んでしまいます。これだけは避けた方が良い注意点を抑えておきましょう。

塩を入れすぎない

日本の献立は塩分が多くなりやすいこともあり、塩分摂取量が多い傾向にあります。 厚生労働省が定めている1日あたりの塩分摂取量は、男性は8.0g、女性は7.0g未満です。

塩分を摂りすぎると血液中の塩分濃度が高くなり、それを避けるために水分を多く溜め込むようになってしまい、これがむくみにつながります。高血圧や腎臓病などの病気を招くことになるので、塩分は控えめにしましょう 。

砂糖は入れない

デトックススープは、食事全体の糖質を制限することにより効果を最大限に引き出せます。

最初は味が足りないと思うかもしれませんが、その場合は出汁をよく取ったり野菜の甘みを楽しめるよう、素朴な味に慣れることも大切です。

基本的には、コンソメやブイヨンをベースにした、シンプルなスープにしてください。

加工食品は入れない

物足りないと感じると、ベーコンやウインナーなどの加工食品を入れたくなりますが、加工食品は添加物や塩分を多く含んでいるため、体に老廃物や余分な水分を溜め込んでしまいます。デトックス効果を損なわないためにも、良質なお肉や油を加えるなどの工夫をしてみましょう。

忙しい人にぴったり!具材の作り置き

毎日食事の支度ができない方は、デトックススープの具材を一回で大量に作り、冷凍庫に保存して都度食べる方法がおすすめです。

①材料をオリーブオイルで炒める。
②一人前ずつ分けて、ラップに包む。
③ジップロックやタッパーに入れて、冷凍庫に保存する。

※約1か月保存可能です。

凍るとわずかに膨張するので、少し余裕を持たせて包むと良いでしょう。水とお好みのスープの素を入れ沸騰させ、凍ったままの具材を入れて煮込み、塩コショウで味を整えれば出来上がりです。時間がないときや疲れているときにピッタリです。

アレンジレシピご紹介

基本の野菜を外さなければ、自由度が高くアレンジできるのがデトックススープの良いところです。一週間分まとめて作った具材を使って、味を変えて楽しんでみましょう。

たんぱく質補給豆乳味噌スープ

凍った具材を出汁で煮込んだあと、ささみを加え火が通ったら味噌と豆乳で味付けをして完成です。出汁をきかせて塩分の多い味噌は少量に抑えるのがポイント。

まろやかな優しい味で体も温まり、ささみのタンパク質もバッチリ補給できます。大豆のイソフラボンの効果で内側から綺麗になれるスープです。

辛いのがお好きな方はキムチ鍋風スープ

鍋にごま油を少し入れ、豚ひき肉を炒めます。肉に火が通ったら白菜キムチを入れてさらに炒めましょう。

だし汁を加えて一煮立ちさせたら解凍した具材と味噌を入れ、最後に仕上げのごま油とすりごまを散らしたら完成です。お好みで豆腐やネギを入れると、キムチ鍋風スープになって立派な夕食になりますよ。

低カロリーで腹持ちバツグン中華風海藻スープ

鍋にオリーブオイルを敷き、弱火で生姜、鷹の爪、海藻を香りが立つくらいまで軽く炒めます。そのあと水を加え、沸騰したら鶏ガラスープの素で味付けをして解凍した具材を入れて煮込みます。

最後に溶いた卵を少しずつ入れゴマを散らしたら、中華風デトックススープの完成です。海藻は、カルシウムや亜鉛、ミネラルやビタミン、食物繊維やタンパク質をバランスよく含んでおり、低カロリーの上ボリュームたっぷりなので腹持ちがとても良い食材です。

また、脂質が腸に吸収されるのを抑えて、便と一緒に排出してくれる働きもある優秀な食材です。

まとめ

ダイエットにも効果的で、毎日の食事の支度の時短にもなるデトックススープ。それぞれの食材の特徴を理解すれば、そのときの体調や気分によってさまざまなレシピで楽しむことができますね。

美容にも良く、我慢不要で続けられるダイエット方法として、これからも活用してみてください。

この記事の監修者

宮崎 光史 医師・医学博士/ヘルスコーチ

東京医科歯科大学卒、同大学院卒。医師(元消化器外科医、元日本 DMAT医師)・医学博士、ヘルスドクター。クライアントを持つ治 療家支援、法人向け健康指導などを含めた、病院外での健康増進、 病気予防のサポートを行う。